鋼材の種類について

建築で使われる、鋼材の種類を列挙していきます。

 

・建築構造用圧延鋼材

SN400A,SN400Bなど

SNのSはSteelなんですね!そんでNはNEWのN

主に大梁なんかに使われたりするらしいです。

 

・一般構造用圧延鋼材

SS400,SS490など

こっちは、Steel Structure

主に2次部材に使われたりするらしいです。

 

・溶接構造用圧延鋼材

SM400A,SM400Bなど

MはMarine ??なんでって感じですが、船用に使われるためらしいです。

船は溶接してついでいきますからね。

片持梁とか溶接が必要になるところで使われるみたいです。

 

・溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材

SMA400など

長すぎますね、表面に緻密なサビを発生させ、内部まで腐食が進行しないようにした鋼材みたいです。

 

以上、建築で使われる鋼材を紹介しました。

色々ありますね!勉強していきましょう。

 

ぜひとも見たい!村野藤吾作品集

村野藤吾とは?

佐賀県生まれの建築家で、早稲田大学卒業後、大阪を拠点に活躍した建築家です。

戦前の折衷主義から近代主義、ポスト・モダンへと旺盛で意欲的な作風は止まるところを知りませんでしたが、一貫して現実主義者の姿勢を貫きました。

 

作品一覧

1.日本基督教団南大阪教会

1928年

大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-30-5

実質的なデビュー作です。亡くなる3年前に改めて改築設計した作品でもあります。フランスのル・ランシーの教会堂の影響を窺わせる幾何学的な構成の塔と、晩年の村野の特徴である、おおらかな曲面によって構成された礼拝堂という、村野自身の新旧の対比が面白いです。最初の教会はW・Mヴォーリズ設計の大阪教会などを手掛けた岡本工務店が施工を担当しています。

 

2.錦業会館

1928年

大阪府大阪市中央区船場

近代の日本を代表する施設として国際会議の場として数多く利用され、リットン調査団が来館するなど、戦前の日本外交の舞台にもなっています。

外観はアメリカのオフィスビル風でさりげないですが、クラブ建築らしく内部は充実しており、室毎に異なるスタイルで装飾されています。

 

3.近三ビルディング

1931年

東京都中央区日本橋室街4-1-21

 

村野藤吾が独立して最初に設計した建物です。本ビルを手掛ける直前にヨーロッパを旅し、新旧の建築作品を見学し、そこで学んだことを表現に生かした作品となってます。

黒褐色のタイルで仕上げられた外壁と、整然と配置された縦長のガラス窓が外観の特徴です。玄関ホールの壁面はトラバーチン、ヴォールト様式の天井は奥村新太郎のデザインによるガラスモザイクで装飾されています。

ヨドコウ迎賓館

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 兵庫県芦屋市にフランク・ロイド・ライトが設計した建物があるということで、見に行ってきました。

 

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 場所は阪急芦屋川駅から北へ徒歩10分。川を横手に見ながら橋を渡り坂を上るとすぐそこです。

 

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 外観

敷地に入った瞬間から大谷石を用いたその幾何学的な外観に圧倒されます。

 

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車寄せから南側バルコニーを眺めると、周囲の壁や柱が額縁の役割を果たし、風景画を見ているようなひとときが過ごせます。

 

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二階応接間

入口を狭くすることで室内の広さを強調するというライトが好んだ空間構成をはじめ、幾何学的な装飾模様の大谷石や飾り銅板、作り付けの家具など、ライト建築のエッセンスとヨドコウ迎賓館の見どころが凝縮されています。

東西両側に大きな窓があり、周囲の景観を楽しめます。窓の真下には、ゆったりと鑑賞できるように作り付けの長いすが配置(重要文化財ということで座れませんでした)
壁面には飾り棚や置台がたくさんしつらえてあり、天井際にはドアの形の通気口が設えられ、統一感のある端正な空間となっています。

 

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建築的家具デザイン
ライトの建築の特徴の一つに、キャンティレバー(片持ち梁、片持ち床版)があります。建物の周囲に柱を立て、柱から内側に床を設けるだけでなく、鳥居の笠木が柱から飛び出しているように、柱位置より床を外側に飛び出させることです。

復元されたこの机は脚の両外側に天板が突き出し、キャンティレバーとなっています。机はキャンティレバーの天板から抽斗あるいは戸棚を吊った格好に設計されており、まさに天秤棒あるいは、ヤジロベエのバランスであります。

 

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飾り銅板

和室の西側廊下の窓には、葉をモチーフにした「飾り銅板」が使用されています。そして、透かしを入れることによって、葉の隙間から差し込む木漏れ日のような効果を演出しています。「飾り銅板」は、他にも和室内の鴨居の欄間など管内の随所に見られます。

 

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4階食堂
この食堂は正方形に近い平面図を持ち、暖炉を中心に左右対称の厳格なデザインで統一されています。
欧米において食堂は儀式の場でもあり、これにならって厳粛な気持ちになるようにつくられているそうです。また、食堂は館内でも特に装飾性が強い場所です。壁面にしつらえられた木製のものはほとんど構造上の役割を負わされていません。が、端正でユニークな雰囲気を醸し出すのに効果的です。

 

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4階バルコニー
多くの客を招いてのガーデンパーティーが開けるほど広々としています。